■120年活用の多目的施設を整備する方法
長期というと120年は使い続ける建物として計画しています。周辺の道路より3メートルほど上がった特殊な敷地で、地下1階地上2階の計画です。1階の真ん中にはキッズルームを設け、放課後の子どもたちや朝夕の保育園の送り迎えの場になったりします。1階のフロアと2階のフロアには9人の疑似家族のコミュニティが各組で生活できる仕組みが用意されていて、朝食から昼食、夕食と3食が提供できるキッチンと食堂、それにリビングなどが揃っており、共同の洗濯場や浴室などでの生活の場が設定されています。建物の地下には捨てられない荷物を収納するトランクルームを持ち、電気自動車専用の駐車場も配置されていて、屋根で発電する電気を駐車場でも利用したり停電時には電気自動車の電気を建物でも利用したりと持ちつ持たれつの関係で建物を維持することになります。